【欧州・海外サッカー最新ニュース】コモに所属する元フランス代表 DF のラファエル・ヴァランに、現役引退の可能性が浮上しています。
レアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッドといった名門クラブでプレーしてきたヴァランですが、新天地のコモでのデビュー戦で負った怪我が原因で、キャリア続行に危機に瀕しているようです。
今年 7 月、契約満了に伴いマンチェスター・U を退団していたヴァランは、セスク・ファブレガスが監督を務めるコモに加入しました。契約期間は 2026 年 6 月末までの 2 年間です。セリエ A 昇格組であるコモのファンは、世界最高の CB と称されたヴァランの到来を喜びました。
ヴァランは、現地時間 8 月 11 日に行われたコッパ・イタリア・ラウンド 64 のサンプドリア戦に先発出場し、新天地デビューを果たしました。しかし、前半 23 分で不運な負傷交代となりました。それ以降は試合出場がなく、コモのセリエ A 登録メンバーからも外れていました。
イタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏は 9 月 25 日、自身の公式 X でヴァランの近況に言及しました。「先日の怪我の後、ラファエル・ヴァランはプロサッカー選手からの引退を考えているようです」と報じました。コモとの契約を解消して再度新天地を探す可能性も残されている中、同氏によるとヴァランは「引退を具体的な選択肢として検討している」とのことです。
レアル・マドリードでは、リーグ優勝 3 回、UEFA チャンピオンズリーグ優勝 4 回、FIFA クラブワールドカップ優勝 4 回と、数々のタイトルを獲得したヴァラン。また、フランス代表としてもロシアで開催された 2018 FIFA ワールドカップを制覇し、世界王者の称号を手に入れました。一方、ヴァランのキャリアは栄光だけではなく、負傷との闘いも繰り返してきました。現在 31 歳とまだ若い年齢ですが、度重なる負傷歴に加えて今回新たな怪我を負ったことで、現役引退を検討するのも不思議ではありません。
果たして、様々な強力なアタッカーを止めてきた CB は、スパイクを脱ぐという決断を下すことになるのでしょうか。