セリエ A 第 5 節で、22 日に行われたインテル対ミランのミラノ・ダービーでは、ミランが 1 対 2 で勝利を収めました。
昨シーズン、史上初めてインテルがミランの目の前でスクデットを獲得したミラノ・ダービー。
5 カ月前にライバルのミランに屈辱的な敗北を与えた昨季の王者インテルは、前節のモンツァ戦で 1 対 1 の引き分け。そして 4 日前に行われたチャンピオンズリーグの初戦では、一昨季の決勝で敗れたマンチェスター・シティとの対戦で、敵地で 0 対 0 の引き分けに終わりました。そのシティ戦のスタメンから 5 人を変更し、ラウタロ、ムヒタリアン、ディマルコらが先発に復帰しました。
一方、前節のヴェネツィア戦では 30 分までに 4 ゴールを挙げて大勝し、今季初勝利を飾ったミラン。しかし、5 日前の CL のリヴァプール戦では逆転負けに終わりました。結果によってはフォンセカ監督が解任されると報じられる中、リヴァプール戦のスタメンから 4 人を変更。モラタとエイブラハムを同時に起用する攻撃的な [4 - 4 - 2] の陣形で対戦に臨みました。
試合開始 6 分、モラタがゴールエリア内でシュートを放ち牽制するなど、ミランは良いスタートを切り、10 分に先制点を奪いました。ムヒタリアンからボールを奪ったプリシックがドリブルで中央を突破し、ボックス内まで侵入してシュートを決めました。
しかし 28 分、インテルが初めての好機をつかんで同点に追いつきました。ディマルコがラウタロとのパス交換でボックス左に侵入し、こちらもシュートを決めました。
ハーフタイム近くにかけて、試合を振り返したインテルが攻勢を強め、43 分に逆転の好機を迎えました。しかし、ボックス内から放ったテュラムのシュートは GK のメニャンに止められ、1 対 1 で前半を終えました。
後半に入り、開始 1 分でレオンのヘディングシュートで勝ち越しゴールに迫るなど、前半同様に良いスタートを切ったミラン。64 分にも好機を得ました。レオンが左サイドを突破した流れから、ラインデルスのシュートがゴールを狙ったが、GK のゾマーの素晴らしい守備に阻まれました。
直後のコーナーキックで、ラウタロがハンドボールを犯して PK を与えそうになったインテルでしたが、VAR が介入して取り消しになりました。
助かったインテルは 72 分、ラウタロが GK を襲うシュートを放ち、その後ミランも 75 分、レオンが GK を襲うシュートで応戦しました。そして 77 分、ミランに勝ち越しの決定機が訪れました。ラインデルスのスルーパスでボックス右に侵入したエイブラハムがシュートを放ったが、ゴールを狙えませんでした。
それでも 89 分、ミランが決勝点を決めました。ラインデルスのフリーキックから、ガッビアのヘディングシュートが決まりました。この劇的なゴールでダービーでの 6 連敗を止めたミランは、リーグ戦で連勝を続けています。
インテル 1 - 2 ミラン
【インテル】
フェデリコ・ディマルコ (前 28)
【ミラン】
クリスチャン・プリシック (前 10)
マッテオ・ガッビア (後 44)