【欧州・海外サッカーニュース】ユヴェントスのチアゴ・モッタ監督が、日本時間 29 日のセリエ A 第 6 節ジェノア対ユヴェントスの前日会見に出席し、チームの意気込みや抱える課題について語りました。
開幕直後にチアゴ・モッタ新監督による若手選手の抜擢が大成功を収め、好スタートを切ったユヴェントスですが、直近のリーグ戦では 3 試合連続のスコアレスドローに終わり、得点力不足が問題視されています。そんな状況の中、ユヴェントスは日本時間 29 日、アルベルト・ジラルディーノ率いるジェノアと敵地で対戦します。指揮官のモッタは、自身が選手時代や監督時代に古巣として過ごしたジェノアとの対戦を前に、前日会見で強い意欲を示しました。
「ジェノアではたくさんの素敵な思い出を作りました。選手としても、指揮官としても、本当に居心地の良い場所で過ごせました。ジェノヴァに戻るのはいつも嬉しいことです。明日の試合は、セリエ A の全ての試合と同じように、真剣に戦ってくる強いチームが相手です。試合を自分たちの都合につけるために、全力を尽くさなければなりません」
ミッドウィークにカップ戦がなかった今週、モッタはチームの最大の課題であるゴールに関して、様々な取り組みを行ったことを明かし、攻撃面の不安を払拭しました。
「この 1 週間は、あらゆる面で良い取り組みができました。他のこともそうですが、ミドルシュートはとても重要です。ゴールを挙げるための状況を作り出すために、多くの選手が前線に上がるようにしなければなりません。攻撃面に関しては心配ありません。攻撃は 1 人の選手の問題ではなく、チーム全体の問題です。（前節の）ナポリ戦でも、重要な一歩を踏み出したと思います。FW や MF が良いプレーをするための環境を、チーム全体で作り出さなければなりません」
ユヴェントスはリーグ戦 3 試合にわたって勝利を収めておらず、しかし指揮官は選手たちのメンタル面に問題がないことを強調しました。
「選手たちはいつも勝利を求めています。私もいつも勝ちたいと思っています。でも 1 勝の裏にはたくさんの要素があります。結局のところ、私たちの目標は、自分たちのスタイルでプレーして勝つことです。選手たちから不安を感じたことはありません。常に良い結果を目指しています」
「スクデット獲得？ 私たちは常に競争力のあるチームでありたいと思っています。今の目標は明日の試合で、ホームで強くて決意のあるプレーをするチームに対して、自分たちのエネルギーを全て出したいと思います」
ユヴェントスは今夏、約 5000 万ユーロ（約 81 億円）の移籍金で MF のドウグラス・ルイスを獲得しましたが、公式戦の先発出場はわずか 1 試合にとどまっています。モッタは「今週は彼も素晴らしい取り組みをしていました。この調子を続けるべきです。明日、誰が先発して誰が途中出場するかは、今後決めたい」と説明しました。
試合情報
ジェノア vs ユヴェントス
試合時間：2024 年 9 月 29 日（日）日本時間 1:00
会場：スタディオ・コムナーレ・ルイジ・フェッラーリス
